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ウィンド・オブ・チェンジ (Wind of Change) は、ドイツのロックバンド、スコーピオンズのボーカリスト、クラウス・マイネ作曲によるパワーバラードである。1990年のアルバム『クレイジー・ワールド』に収録されたが、最初は世界でヒットシングルにはならず、ソビエト連邦共産党を失脚させるクーデターに失敗した直後の1991年に、ドイツをはじめとするヨーロッパ諸国でチャートのトップに輝き、アメリカでは4位、イギリスでは2位となった。後に、1995年のライブアルバム『ライヴ・バイツ』や2000年のベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とのアルバム『栄光の蠍団〜モーメント・オブ・グローリー』、及び2001年のアンプラグドアルバム『アコースティック・ライヴ』に収録された。 世界でシングルはミリオンセラーとなり、史上最も売り上げの多いシングルの1つとなった〔http://www.abendblatt.de/vermischtes/journal/thema/article1210581/Der-Wende-Hit.html〕。スコーピオンズは、ドイツのアーティスト、バンドによる最も売り上げの多いシングルを記録した。 また、バンドはこの曲のロシア語バージョンを「 (Veter Peremen)」という題で、スペイン語バージョンを「」という題でそれぞれレコーディングしている。1991年、バンドはこの曲のシングルのゴールドレコードをミハイル・ゴルバチョフへ贈った。 == 背景・作詞 == 東側諸国の間で社会主義の政治が衰え、緊張が強くなり始め、冷戦が終結した1989年、ソ連のグラスノスチを祝う歌詞となっている。 スコーピオンズは、1989年にモスクワを訪問した際の影響から作曲され、歌詞の最初にはこの都市の名所が歌われている。 :''I follow the Moskva'' :''Down to Gorky Park'' :''Listening to the wind of change'' :''モスクワへと向かう'' :''ゴーリキイ公園へ'' :''改革の風の音を聞きながら'' このモスクワとは、モスクワを通って流れる川であり(都市名と川はロシア語で同一名である)、ゴーリキイ公園は、有名な共産主義の作家、マクシム・ゴーリキーに因んだモスクワの遊園地である。 さらに、ロシアの民族楽器で、多少ギターに似た弦楽器のバラライカについても触れている。 :''For peace of mind'' :''Let your balalaika sing'' :''What my guitar wants to say'' :''心の平和のために'' :''そのバラライカで歌おう'' :''僕のギターが言うように'' 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ウィンド・オブ・チェンジ (スコーピオンズの曲)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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